ペプチ

コント等をしています。(Twitter: @pepuchi_yan)

男子小学生と女子中学生

この間、最寄りの駅のホームで電車を待っていた。近くに踏切があり、電車の接近に合わせて警報機が鳴っていた。すると、隣にいた小学校低学年くらいの男の子が、警報機のカンカンカンカンという音に合わせて、「カ〜ンカ〜ンカ〜ンカ〜ン」と言いながら白目をむいて踊り始めた。警報機でビートを刻む子どもを初めて見たので、めちゃめちゃおもしろかった。

お母さんらしき人が「あんた何してんの」と何度言っても、彼は白目をむいて半狂乱になりながら踊り続けていた。母親の指摘を無視して踊り続ける姿はどう考えても狂っていて、僕は笑いをこらえるのに必死だった。お母さんは彼のセンスに気がついていない様子で、ただ淡々と「あんた何してんの」と繰り返していた。その画もおもしろかった。

 

そのあと電車に乗った僕は、車内がすいていたので席に座った。隣には、中学生くらいの女の子が座っていた。彼女はうつむいて睡眠をとっており、駅に停車するたびに現在の駅がどこかを確認していた。数分後、電車が停まると、彼女が慌てて飛び起きて降りていった。目的の駅に着いたらしい。彼女が座っていた席には後から乗ってきた若い男の人が座った。その数秒後、彼女が慌てて再び電車に乗り込んできて、若い男の人に謝りながら自分の座っていた座席の下をまさぐっていた。どうも忘れ物をしたらしく、奥の方に手をつっこんで必死で忘れ物を取り出そうとしていた。彼女がほっとした表情で座席の下から取り出したのは、ハイチュウだった。狂ってるやつが、多いな。