ペプチ

コント等をしています。(Twitter: @pepuchi_yan)

しょくぱんまんの中に潜むサイコパス性

この間アンパンマンを観ていたら、しょくぱんまんが出ていた。

しょくぱんまんタンポポちゃんというキャラと仲良くしていたらドキンちゃんが嫉妬し、タンポポちゃんを拘束してしまうみたいなサイコホラー作品だった。

子どもの頃から観ているが、しょくぱんまんが登場する回にはサイコホラーな作品が多い。お腹がすいた子どもにアンパンマンは顔をちぎってあげるのに対し、しょくぱんまんは顔を太陽の熱で焼いたうえでスライスしたものをあげるという気持ちの悪いやり方を好む。

 

話がそれたので戻そう。この話の中で誰が悪いって、もちろんドキンちゃんが悪いのだが、諸悪の根源はしょくぱんまんだと思う。しょくぱんまんドキンちゃんに対し思わせぶりな行動をするにもかかわらず、ドキンちゃんの好意に対して常に曖昧な態度を取っている。微塵も可能性がないならさっさと引導を渡せばいいものを、自分に好意を寄せてくれているのをいいことに、キープしているつもりなのかもしれない。モテキ長澤まさみ氏演じる松尾みゆきを彷彿とさせる悪どさだ。ドキンちゃんの気持ちを全く考えていない。かわいそうなドキンちゃん

ちなみに、ばいきんまんドキンちゃんのことが大好きである。これはアンパンマンの公式ホームページにも記載されている事実だ。そう考えると、なんだか切ない気持ちになってくる。と同時に、ばいきんまんは一途にドキンちゃんを追いかけているのに、しょくぱんまんの性悪っぷりときたら何だと腹立たしくなってくる。

 

僕は、子どもの頃からこのしょくぱんまんという男がいけ好かない男だと思っていた。彼は何か綺麗なものを見た時に、「私のように美しい」などとギリシャ神話みたいなことを言い始める。ふざけた野郎だ。調べてみると、どうやら彼は、顔が汚れると力が出なくなるだけでなく、ナルシストが高じて服が汚れても力が出なくなるらしい。そこまでいったらもうただのワガママじゃねえか。

 

結局、この話では、ドキンちゃんタンポポちゃんに変装し、その間しょくぱんまんは変装に気づかずデレデレと交流し、女たらしっぷりを発揮したのだ(本物のタンポポちゃんを救い出したのもアンパンマンである)。非常に腹立たしい。

非常に腹立たしいが、現実でも、こういうやつが、モテる。誰か、助けてくれ。