ペプチ

コント等をしています。(Twitter: @pepuchi_yan)

カップルが腹立つので神様がキレて男だけを無人島に飛ばす話を作りました

あるところにチャラ男とギャルのカップルがいました。

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このカップルは毎日のように公衆の面前でイチャついて周囲に不快感を与えていたので、神様は怒り狂い、彼らに罰を与えることにしました。神様は、このカップルを燃やしてしまおうかとも考えましたが、それではあまりにひどすぎるので、チャラ男だけを無人島に飛ばすことにしました。

 

ある朝目覚めたチャラ男は、無人島にいました。さっきまでサルのようにイチャつき合っていたギャルも、ここにはいません。この場所では、背後にそびえる山から数羽の鳥の鳴き声が響き、眼前の広大な海からサラサラと波の音が聞こえてくるだけでした。

チャラ男は、途方に暮れてしまいました。自分の置かれた状況を整理できず浜辺に座り込んでいると、いつの間にかあたりは暗くなっていました。我に返ったチャラ男は、夜の間身体を休める場所を探さなければならないことに気づきました。幸い、この日は明るい満月が出ていたので、島はぼんやりと月明かりに照らされていました。周囲に柔らかく落ち着ける場所がないか探そうとしましたが、チャラ男は無意味にサングラスをかけていたので、暗くてよく見えませんでした。チャラ男は、探索を諦めてしまいました。その場に倒れこみ眠りに落ちたチャラ男は、この夜、女性をナンパして浮気をする夢を見ました。

 

翌朝、目が覚めたチャラ男は、ようやく今の状況を理解し始めました。理由や方法は分からないものの無人島に来てしまった以上、とにかくここで生きていかなければいけないと悟ったのです。

チャラ男は珍しく頭を働かせ、日が出ているうちにすべきことをリストアップすることにしました。チャラ男は30分ほどで、リストアップを完了させました。

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チャラ男はまず、食料を探しに行くことにしました。海を見ると、魚が泳いでいます。チャラ男は魚を捕ろうと思い立ちました。しかし、ここは無人島です。釣り竿などはありません。釣り竿の代わりになるようなものも探してみましたが、棒は沢山落ちていても、糸の代わりになるようなものがありませんでした。仕方なく、海に潜って、棒で突こうと思い立ちますが、セットした髪が崩れるので、これもやめました。

 

チャラ男は海を諦め、山に出発しました。チャラ男は山で、きのこや野草など、沢山の食料を手に入れることができました。浜辺に戻ってきたチャラ男は、早速調理にとりかかりました。まずは火おこしです。チャラ男はライターを持っていたので、薪と、火種になる枯れ草のようなものを集めてくれば火をおこすことができました。しかし、探せど探せど、火種になるようなものが見つかりません。チャラ男の首には、よく燃えそうなストールが巻かれていました。

チャラ男はこの日、火をおこすことを諦め、きのこや野草をライターで炙って食しました。夜になり、チャラ男は柔らかい草の上で、眠りにつきました。

 

その頃、都会に取り残されたギャルは、すでに他の男と付き合っていました。

 

つづく