ペプチ

コント等をしています。(Twitter: @pepuchi_yan)

牛乳が好きな人も嫌いな人も読んでください

人間はとてもエゴイスティックな存在であるなと僕は思う。

 

まず思うのが、イカに対する扱いだ。

イカスミというのは、イカが捕食者から逃げるために進化に進化を重ねて編み出した最終兵器であるのだが、それを、捕食者である人間はイカ自身とからめてパスタにしているという畜生ぶりである。どう考えても頭がおかしい。

しかも、食べたあと、「歯が汚れた」などとわけのわからないことを言う。イカからしたら、「てめえが勝手に食ったんじゃねえか」てなものである。

 

 

 

僕が一番エゴだなと思うのが、牛乳に対する扱いである。

 

牛乳というのは読んで字のごとく牛の乳であり、親牛が仔牛のために生み出した生命の神秘なのである。

それを人間が飲むというのは、究極の変態行為だと思うわけである。

 

さらには、乳搾り教室みたいなのも開かれている。いや、上手な絞り方教えてんじゃねえと。仔牛が飲む感じで絞ったらそりゃ出るよ、「おー出た!」じゃねえよ。出るよ。

 

挙句の果てには絞る機械みたいなのも発明する始末で、このへんになると手に負えない。効率的に絞ってんじゃねえよ。仔牛のために作ってんだよ。

 

ここまでならまだ僕は許せたのだが、なんと人間はこの「牛乳」を、「仔牛のために創りだした生命の神秘」を、固め始めたのだ。チーズやバターを作り、物によってはカビまではやして、「このカビがうまいねん」みたいなことを言い出したりする。

いや、何回も言うけど仔牛のために作ってんのに、なにカビはやしてんだよ。めっちゃ頑張って体内で創りだしたんだよ。カビはやしてんじゃねえよ。カビだけはやめろよ。

いやそもそも固めるっていう発想どっから出てきたんだよ。どう考えても変態じゃねえか。

 

 

まあ、言い出したらきりがなくて、蜂の巣(蜂にとって家)食ったりとか親子丼というネーミングセンスとか沢山あるけど、とかく人間はエゴイスティックな存在であるということを忘れないでください。