君島光輝さんとの「あれこれ考えすぎる会」
先日、女優の君島光輝さんをゲストに、僕たちオニクナが6回目くらいのトークイベント「あれこれ考えすぎる会」を開催した。
事前の打ち合わせは「(ゆ)」と名乗るオニクナの業界人が行っていたので、僕は君島さんとは当日初めてお会いしたのだが、とても腰の低い方で、中学の時にヤンキーたちの奴隷のような存在であった僕にも気さくに話しかけてくださった。
ライブは全てパワポを使ってプレゼンで進めていく形式なのだが、
①君島光輝さんについて考えすぎる
②普段考えすぎていることを発表する(オニクナ編)
③君島光輝さんのお悩みを解決する
④普段考えすぎていることを発表する(君島光輝編)
という構成だった。
①のところは、僕みたいな人間が君島光輝さんについて考えすぎるのはおこがましいなと思ったので、神に委ねようという気持ちから、君島さんのことを勝手に占い師さんに占ってもらってきた結果を発表した。宣材写真をプリントアウトして占い師さんのところに持って行っていた様子がだいぶあれだったようで、君島さんは引いていた。僕はその時、「神がスポンサーについてる状態で引かれたの、生まれて初めてかもしんないな」と考えていた。
君島さんが異常に良い運勢だったので、それをお伝えしたところ君島さんはなんとか落ち着きを取り戻してくれていたようだった。喜んでくれていたようだったので、神やるじゃんと思った。
②のところは、僕たちが「女子会」について考えすぎてみたことを発表した。
最初に「立川仮面女子」というオニクナの落語家見習いの人が、女子会についての落語をした。この人は脱サラして落語家になったという変な人で、しかも師匠が突然この人の命名権をヤフオクに出品し、それを「仮面女子」というアイドルグループの運営さまが落札し、「立川仮面女子」という名前で活動することになった、という奇怪な運命に導かれた人だ。この人のことは以前から知っているが本当にダメ人間で、ある日突然、嬉しそうな顔をしてどこからか巨大なボロボロのスロット台をもらってきた時は本当に引いた。嬉しそうな顔をして自分の部屋でスロットをして遊んでいるさまは、サルにスロットを遊ばせている実験にしか見えなかった。そのスロットはしばらくして捨てたらしい。
少し脱線したので話を戻すと、そのあとで薬用さんというオニクナの真面目サラリーマンが、女子会について真面目なプレゼンテーションをしたあと、「5時間も行われる女子会の非効率性を解決する方法」みたいなことを提案していた。女子会はファシリテーターを設定すべきなどとわけのわからないことを言っていた。おもしろかった。
僕は女子会についての実体験パートを任されていたので、表参道のオシャレな飲み屋さんに行って盗み聞きしてきた女子会の報告をした。また会場の女性が数人引いている声が聞こえた。今度は神に委ねていないので、完全に僕自身が引かれているなとは思った。
④のところはとても面白かった。君島さんはカラオケについて考えすぎたプレゼンをしてくださった。カラオケに一人で行くこともあるほどカラオケが大好きで、いろいろなこだわりを教えてくれた。
「ミュージックの音量・マイクの音量・エコーのかかり具合」は「下げる・上げる・下げる」がこだわりらしいのだが、突然客席を「下げる・上げる・下げる、Say!」と煽り始めたのが印象的だった。お客さんも「下げる・上げる・下げる」と言っていた。自己啓発セミナーみたいだなと思った。
君島さんはカラオケで面白くないモノマネをする人が苦手らしく、プレゼンのラストの「理想のカラオケ店を考えすぎる」みたいな部分では「面白くないモノマネをしてきた人の床が抜けて店外へ出されるシステム」というサイコパスなカラオケ店を考えていらっしゃった。
歌詞の「あなた」を「みつき」に変える人も苦手とのことで、君島さん理想のカラオケ店だとその場合は「ムキムキのお兄さんが出てきて連れ去られる」とのことだった。こっちがリアルなのは逆に怖いなと思った。
なにはともあれ、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。お客さまがとても盛り上がってくださっていたのでよかったです。
そして一緒に盛り上げて下さった君島さんには本当に感謝申し上げます。ありがとうございました。
オニクナを今後ともどうぞよろしくお願いします。