ペプチ

コント等をしています。(Twitter: @pepuchi_yan)

時代を築く人

僕はaikoさんが15年近く好きだ。aikoさんの作るメロディがとても天才的だと思うし、歌声、ライブで繰り広げるトークの愉快さなど、魅力を挙げればきりがない。 aikoさんは、茅ヶ崎のビーチで8月に無料の不定期ライブをやっている。このライブは毎回ものすご…

美人の女子中学生が味わった絶望

中学校の頃、少しだけアゴがしゃくれていて、周囲のやんちゃな男子からいじられている女子がいた。彼女は美人な顔立ちで、しゃくれているうちに入らない程度の骨格だったし、モテていたので、男子からすれば「からかっている」程度だったのだろう。まだ中学…

タクシーの運転手さんがブチギレた理由

ずっと前に、深夜にタクシーに乗ったら、運転手さんがキレていた。 「ほら、ここ、さっきまで道路工事しててとんでもなく渋滞していたのに、今はもう工事してないでしょ。交通量が多い時に工事してて迷惑なのに、交通量の少ない今みたいな時間には全然工事し…

音楽の先生が発狂した話

ヤンキーが多かった僕の中学校では、同級生もヤンチャな人が多かった。 ある日の音楽の授業中、同級生の男子二人が何やら騒いでおり、見かねた音楽の先生が注意した。 男子二人は、「机の上に鳥の糞らしきものが落ちていて、それの処理方法について議論して…

「熱血!!palet体育館」活動報告1・2

先日からSHOWROOMにて、アイドルグループpaletさんの番組に出演させていただいている。 王道ピュアアイドルのpaletさんにSHOWROOMで一番アツい番組をやってもらうというコンセプトのもと、僕が「監督」として「部員」のメンバーさんに熱血指導をしていくとい…

恐ろしい少年

中学生の頃、通っていた塾の同じクラスに、S君というひょうきんな人がいた。S君は軍事オタクで、ものすごく沢山の兵器の名前を知っていた。S君は、将来、自衛隊に入りたいと言っていた。ひょうきんな性格で軍事に詳しいって、なんか将来、快楽殺人犯とかにな…

高校生がしていた驚愕の会話

この間ラーメンを食べていたら、隣に座っていた男子高校生二人が学校の先生の話をしていた。話題に上がっていた先生は高校生Aの担任のようで、マジックが得意らしくいつも生徒に見せびらかしているらしい。「うちの担任さ、マジックめっちゃ得意なの。こない…

おしゃれなジャズバーで起きてしまった惨劇

この間、無性にむしゃくしゃしていたので、めちゃくちゃオシャレなジャズバーみたいなところに行った。普段はバーなのだが、ピアノ等の楽器が置いてあり、時間になると有志がジャズのライブを始めるみたいなめちゃくちゃオシャレな場所であった。なんでそん…

怖い話なので苦手な人は見ないでください

大学の頃の友達に、かなり不思議な空気感を持っている男の子がいた。「不思議ちゃん」という言い方も少し違うのだが、消え入りそうな声で話し、笑いのツボが少しおかしい、妙な空気感を持った男の子だった。 彼は特別な何かをもっていそうな感じがしたので、…

9次元とは何か

以前、長野に旅行して電車に乗っていた時、50代くらいのおじさんと30代くらいの男性が大きな声で話しながら乗り込んできた。おじさんは終始大きな声で30代男性と話しており、周囲は迷惑そうにしていた。 しばらくすると、座っていた物静かな大学生くらいのお…

14歳の頃、29歳の自分に書いた手紙

14歳のとき、中学校でタイムカプセル的な企画があり、「15年後の自分に向けて手紙を書く」というコーナーが設けられた。15年後の29歳は、あと3年というところまで迫っている。 僕はその手紙の冒頭に、「今の技術ではASIMOというロボットに二足歩行させるのが…

「女子会男子」というわけのわからない存在

この間ファミレスに入ったら、イケメンの男性一人と清潔感のある女性三人のグループが隣に座って女子会のような話をしていた。大学生くらいの年齢だった。 世の中には、女子会に参加する男子、通称「女子会男子」という存在がはびこっているらしい。彼らは少…

しゃくれのルーツ

僕はあごがしゃくれているが、父親も母親も祖父母も姉二人もしゃくれていないので、どうして僕はしゃくれているんだろうと小さい頃からずっと不思議に思っていた。 大学に入ったころ、法事で実家に帰ることになった。僕の実家は、いろんな家族の「実家」にあ…

下劣な話なので家柄の良い方はみないでください

この間映画を観に行った。 映画館に行くまでの道のりで、僕が汗だくで階段を登っている横をカップルが涼しい顔してエスカレーターで登って行ったので、モテない僕は「僕とお前らの違いを比喩っぽく表現してくるのやめろ」と思った。 映画館について、お腹の…

渋谷でナンパ現場を観察してきました

僕はナンパというものが好きではない。 ナンパ師は女性を不当に専有し、時に恋人のいる女性すら我が物にしてしまう。僕が全然モテないことによる僻みを差し引いても、僕がひねくれていることを差し引いても、なんとも許しがたい事実である。 しかし、考えて…

監禁陵辱 鬼畜大縄跳び

小学校の頃、妙にアツい先生がいた。 先生はイケメンだった。マネーの虎の時の吉田栄作さんみたいな髪型をしていた。そしてなんと言っても、体操の学校を出ていたのでバク転などを披露し、生徒たちから黄色い声援を浴びていた。 先生は体育の授業でサッカー…

性的に乱れている喫茶店

この間、都内を歩き回ってとても疲れたので、少し休憩しようと喫茶店に入った。 アイスティーを注文したところ、「すみません、アイスティー関連の品を全て切らしてしまっておりまして」と言われた。そんなことあるか、と思いながら他の飲み物を選ぼうとした…

同じアパートに住むギャル

引っ越しをした。 以前書いた、綺麗な部屋だが住人が毎晩全部屋のインターホンを鳴らしてくる物件を泣く泣く諦め、狭くて小汚いが駅から近い物件に住むことになった。 引っ越し業者さんは若い方ではじめは不安だったが、人当たりがよく、また迅速に引っ越し…

電車で唸っていた人

この間、実家に帰っていたのだが、帰りの特急列車でずっと「ああっ!ああ〜っ!」と唸っている20代くらいの男の人がいた。彼は、僕の斜め前の席に座っていた。なにやら苦しそうにしていたが、これは、なんというか、彼にとって普段通りのことなのか、それと…

見ず知らずのヤンキーにからまれた体験談

僕は静かな高校に進学したので、地獄のようなヤンキー中学から逃れ、平和な生活を送っていた。 高校三年生のある日、近くの運動公園で高校の体育祭が行われた。体育祭が終わり、僕は友達のヒトシと運動公園を歩いていた。 物陰に嫌なものが見えたので、目を…

借りパクをしている人へ

ヤンキーばかりの中学校に、少数ながら優しい先輩がいた。僕は一人の気の優しい先輩と仲良くさせてもらっていた。この先輩は、仲良くしてもらっていてこんなこと言うのもあれだが、話し方がやや気持ち悪く、スクールカースト下位の先輩であった。でも、とて…

ワケあり物件の秘密

諸事情により引っ越しをするので、この間家探しをしてきた。 思えば僕はあまり家探しに成功したことがない。 大学に入るときに上京して最初に住んだところは、上の階に住んでいる男の人がちょっと変な人で、ある日突然僕の部屋を訪ねてきたので話を聞いてみ…

キレる若者たち

小学校の頃に、仲の良かった友達がいつも遊んでいる近所のお兄さんがいた。 僕も、その友達と一緒にそのお兄さんと遊ぶことはあったが、目つきが怖くて寡黙なお兄さんだったので、少し避けていたところがあった。 ある日、学校からの帰り道、友達がお兄さん…

牛乳が好きな人も嫌いな人も読んでください

人間はとてもエゴイスティックな存在であるなと僕は思う。 まず思うのが、イカに対する扱いだ。 イカスミというのは、イカが捕食者から逃げるために進化に進化を重ねて編み出した最終兵器であるのだが、それを、捕食者である人間はイカ自身とからめてパスタ…

猫が脱走した方へ

僕の姉は昔、東京に一人暮らしをしていたのだが、ある時から実家で暮らすようになった。姉は猫を二匹飼っており、実家に連れてきたので、我が家で飼うことになった。 ある日、この猫が脱走してしまい、家族みんなで探していた。 何度か見つけることは出来た…

槙田紗子さんとのあれこれ考えすぎる会

3月7日に槙田紗子さんをゲストにお迎えして七回目くらいの「あれこれ考えすぎる会」というイベントをした。僕が所属しているオニクナという団体が開催しているイベントで、全部パワーポイントを使って進めるというものだ。イベントの構成は、おおまかに、①僕…

犬を飼う時に心がけるべきたったひとつのポイント

僕の実家では、ポッキーという名前の犬を飼っていた。小さい頃からずっと一緒で、よく散歩にも連れて行ったものだった。ポッキーは、家族同然の存在だった。 僕が小学校三年生くらいになったある日、突然ポッキーが姿を消した。これまでも脱走することはよく…

バラ色のキャンパスライフを送ったケツアゴの男の子

大学に入った頃、一ヶ月くらい所属してすぐにやめてしまったサークルがあった。 僕は顎がしゃくれているので、そのサークルの同期から「ケツアゴ」というあだ名を付けられていた。いやまあ、顎がしゃくれているのは認めるとして、僕はいわゆる「ケツアゴ」で…

あなたの髪を切らせてください

この間、電車に乗って座っていると、一組のカップルが乗り込んできた。 僕の隣に女性のほうが座ったが、あいにく席は一つしか空いていなかったので、男性は女性の前に立っていた。他にも空いている席はあったので、僕が移動すればその二人は隣同士で座れたの…

ハイパー冠婚葬祭

この間、おじいちゃんの何回忌かで実家に帰った。親戚たちは以前にも増してブラックだった。 まずは前回行われた、「次は誰が死ぬかダービー」の答え合わせから入るという飛ばしっぷりだった。親戚のおじいちゃんは「俺はテルちゃんが次死ぬって当てたからな…